若仙人・ニース旅の巻

Pocket

我が息子の、ニースの旅、、、これまたとんでもない事が起こった。

3歳年下の従弟と気が合い、この夏休みは、密着取材の如く、この従弟にべったり。
ある日の朝、我が息子の叔母に当たる方が、懸賞で「ニースの別荘週末宿泊券に当選した!」と言い出し、ご自身の両親、彼女の甥っ子(→我が息子と仲の良い、あの三歳年下の従弟)と我が息子を連れて出かけると計画を立てた。相変わらず、我が息子は自分から私に、「ニースに親戚どもと出かける」と一言もなし。これもまた、娘からの情報。聞かされた時、丁度息子が不在だったので、帰ってきてから「ニースに出かけるのは本当?いつ出かけるのかとか、誰と出かけるとか一言声をかけなさい。」と言うと、息子は「僕が誘われた理由知ってる?」って聞いてきた。「ん?どうしてそんな事聞く?」と聞き返すと、「アイツ、友達いないから叔母さんに、俺が行けるように頼み込んだんだ、きっと。」と我が息子。(。-`ω-)ンー

甥っ子家族

ここ最近の甥っ子は、「積み木崩し」状態。この間も、自分が住んでいる団地の玄関のガラスドアを、ムシャクシャして壊してしまった。何人かの同年代の子達と、2つのドアを足で思いっきり蹴り壊し、親が弁償させられたばかり。犯人が誰だったのかを突き止めたのがなんと、4歳年上の彼の実兄。
この兄は喧嘩が強い+面倒見も良いそして美男子なので、近所では、人気者。玄関ドアが壊され団地の住人が困っているのを放ってはおけず、壊した犯人探しに名乗りをあげたんです。早速、団地の管理人室に出向き、「カメラにはその犯人が写っていなかったのか?」とか「目撃者はいなかったのか?」と事情徴収。

正義の味方、穴があったら入りたい

そうして、分かった事実がコミック!正義感あふれる顔で管理人さんの前に姿を現していたのであろうこの我が甥っ子よ。管理人さんに、「ちょっと君、こっち来てくれる?」と呼ばれ、管理人さんが目にしていた画面を再生し始めました。 それは、、、数名の男子がドアを蹴り壊していた姿だけでなく、粉々に壊れたドアを前に、カメラに向かって、ガッツポーズを挙げ満円の笑みのを浮かべている実弟の姿。ンモォー!! o(*≧д≦)o″)) 
他の男子は、カメラに顔が映らない様に、顔を隠しながら壊していたらしいです。兄のメンツ丸つぶれ!!「申し訳ございません」(´_`illi)

逃げる様に、管理人室を飛び出したこの兄は、弟の携帯に電話。「今、何処にいる?直ぐ帰ってこい!」と電話口で怒鳴り散らした。兄には頭が上がらない弟は、すっ飛んで家に戻ってきた。「お兄ちゃ~ん、怒ってる~?!」

パニック状態

家のドアの鍵を開ける音が聞こえるや否や、兄の方は、物凄い勢いで弟に殴り掛かった!それも「なんで自分の家の団地のドア壊すんだよ~!壊すなら他でやれ!カメラに顔を向けるな~!って、支離滅裂。
「これは、他でやって許される事なのかい?甥っ子よ!」その時、家に居合わせた、母親は焦って殴り合いの仲裁に入ろうとしたけど、怖くって中に割って入れず、遠くから、か細い声で「あぁ~、止めて!可哀そうよ!もういいわ~!」なんて、彼女らしくない。 いつもは、メスゴリラ的存在なのに。

助け船現る

その後、この母親が受け取った請求書、「12万円!」こんなの、初犯でないと、私が知ったのは3日後。
娘が、「彼、常習犯で、これで2回目」。早く大人になりなさいな。そんなだから、友人と言える子が一人もいないのよ!実兄も、暴力で片を付けるやり方しかしないから、我が息子が、夏休み中ちょっと聞き役になってあげていたらしいのです。そんな、積み木崩し状態の家庭に少しでも安らぎをと思ったのか、叔母さんがニースに連れ出したらしいんですね。「でも話し相手がいないとね?」って事で我が息子の登場だったらしいです。

いざ、出発

ニースへの旅はTGVを利用。行く前に、息子には、「髭は剃ってから出かけてね。」と声をかけておいたのに、聞く耳持たずで出かけたからちょっとした事件が起こった。自分の彼女が、「髭を生やしている男性が好き」(ふざけた小娘めヽ(`Д´)ノプンプン)。だから、顎には仙人の様に長い髭が、、、いくらなんでも、こんな彼氏、嫌でしょう!😰 「近所に、理容店あるから、剃ってもらいなさいよ!」と母が言っても聞かない。

大ピンチ、どう切り抜ける?

出発当日は、ちょっと肌寒かったので、黒のフード付きトレーナーを着て、親戚どもと一緒にTGVに乗り込んだ、我が息子。席は、4人掛けの席+そのすぐ後ろの窓側の1席。朝、5時半の出発だったので、眠かった我が息子は、一人で窓側の席を陣取り、フードを頭に深くかぶり、両眼を覆って、窓に寄りかかって眠りについた。それから、暫くして、周りがざわつき始め、息子の席の周りには4名の車掌達。「なぜ4人かって?」最近のヨーロッパはテロ事件が多く、警戒ムードが絶えません。車掌達にとっての我が息子は、目の下半分の顔、つまり、髭ボサボサの部分しか目に入らないのだから、そりゃ~勘違いするわよね~!
勇気を振り絞って一人の車掌が「起きてください、チケットを拝見します。(;´д`)」遠くの方で「テロ、テロ」という言葉が|・ノロ・)ヒソヒソ。

どう考えてもおかしい

目を覚まし、手でフードをはらい、顔を上げると、車掌達の警戒した顔。4人の車掌を目の前に、寝ぼけ眼で、ポケットに入っているチケットを取り出そうとしたその時、車掌達が後退り、、、
でもポケットから出てきたのは、2つに折られたしわしわのチケット。
「お待たせしました」と笑顔で我が息子。
m(T▽T)m オ、オユルシヲ・・・そんな車掌達の心の声が聞こえるようではありませんか。

トラウマ状態

それから、眠りの第2ラウンドに入った息子を横目に、我が親戚どもは他人のふりをしていたようだ。それから、1か月後、義理の両親に会ったのだが、とても怖い思いをしたのか、義理の母は未だに、あの事件の事を口にしている。彼女は12人の子供を出産した大ベテラン。子供の事は何でもわかるって自慢の義理の母だが、自分自身の息子(私の元旦那)に頭を悩まされるだけでなく、孫にまで気をもむ羽目になろうとは思わなかっただろう。
親も親なら子も子。血は争えないものです。